Qt 5.1 がリリースされました
2013年7月3日、Qt 5.1 がリリースされました。
昨年末に Qt 5.0 が出て以来、半年以上かけて(予定より少し遅れて)のマイナーアップデートになります。
Qt Quick Controls
Desktop Components という名前で開発されていた Qt Quick 向けのコントロールセットが Qt 5.1 で追加されました。
ボタン や テキスト入力 などの基本的なコントロールや、メニューバー や ステータスバー などのデスクトップアプリケーションには欠かせないもの、さらに テーブルビュー も Qt Quick から使えるようになりました。詳細は Qt Quick Controls のドキュメントを参照してください。
また、ウィンドウのサイズに応じてコントロールの大きさやレイアウトを適切に管理するための Qt Quick Layouts モジュールと、Qt Quick からダイアログを使用するための Qt Quick Dialogs モジュールも追加されています。
Qt for Android と iOS (テクノロジープレビュー)
Qt 5.1 では Android および iOS の対応が行われました。正式な対応は Qt 5.2 に持ち越しとなりますが、2大モバイルプラットフォームへの対応が順調に進んでいることを確認することができるでしょう。
Qt for Android は Qt 5.1 に含まれるモジュールのうち、Qt Serialport、Qt WebKit、一部の Qt Multimedia の機能以外がすべて含まれており、Qt Creator を用いた開発が可能になっています。Qt 5 Everywhere や Introduction to Qt 5 といった Qt 5.1 のアプリがすでに Google Play で入手可能です。
Qt for iOS では Qt Serialport、Qt Quick2、Qt WebKit、一部の Qt Multimedia の機能以外が使用可能で、SubAttack や QtQuicksand といったアプリを App Store から入手可能です。
その他の新機能
https://wiki.qt.io/New-Features-in-Qt-5.1 にまとまっています。
ダウンロード
Qt 5.1 からはオンラインインストーラーが(再度)提供されています。こちらから ダウンロードすることができます。素敵なアプリを開発してください!また、バグを見つけたら是非報告お願いします。