関東Qt勉強会 #14 開催しました
2013年4月20日(土曜日)に 関東 Qt 勉強会 #14 を 株式会社 PTP さんのセミナールームで開催しました。
今回も事前に発表などは募集しなかったので、#12 や #13 と同様、もくもくと好きなことをするスタイルなのかな?と思っていましたが、結果的には全然違う感じになりました。
Qt Creator の ubuntu-plugin のバグを修正した話
とのことだったので、結果報告をしてもらいました。この発表の内容は 小さなことでもバグ報告して貢献しよう。 関東Qt勉強会 #14 に参加しました。 #qtjp に書かれているので是非ご覧ください。
Ubuntu Touch の日本語入力の話
@MurabitoL さんが、Ubuntu Touch で日本語入力ができるように色々やっているという話がありました。
Ubuntu Touch では、N9 と同様 Maliit という文字入力のフレームワークが使われています。
私が 2011 年の後半に作っていた maliit-plugin-jp のコードをなんとか Ubuntu Touch でビルドして動かしたいという話でしたが、Maliit のバージョンが違いすぎることと、Qt のバージョンも違うこと、maliit-plugin-jp を作った当時は maliit 自体の出来がイマイチだったのでほとんどの部分を自分で実装したのですが、今は maliit 自体の機能を使った方がいいような気がするなどの理由で、「1から作り直すのがいいと思います」と、アドバイスしました。
フリー ペイントツール FireAlpaca[ ファイア アルパカ ]
フリー ペイントツール FireAlpaca[ ファイア アルパカ ] これですね。この作者の方がなんと Qt 勉強会にいらっしゃいました。
[App] Qtを使ってアプリを開発しました (Mac/Win両対応) ってブログ記事を読んで昔 Mac 使ってたころに試したことがあります。
で、FireAlpaca の簡単な紹介や、FireAlpaca が落ちるっていうユーザーがいて困っているので、Qt ってそんなに不安定なの?っていう話をしたり、あるダイアログを出すたびに(?) 「音声入力…」っていう項目が「編集」メニューに追加されていく とか、落ちた時のスタックトレースを見ながら QWidget::stackUnder() のあたりで落ちてるっぽくない?みたいな話をしていました。
ちゃんと作っておけばそんなに落ちたりしないとは思いますが、色々な人に色々な環境で使ってもらえるようなソフトウェアの場合、ユーザーの環境でなにかあった場合にどう再現して修正できるようにすべきかっていうのは難しいですね。
Qt 自体の開発者数って増えてるんですか?という質問があったので、Qt Core のメンテナが 統計を公開しているよ とか、Qt のパッチを作った場合は、Qt Contribution Guidelines に沿って git で push すると取り込んでもらえますよとか結構いろんな話をしました。
ArcGIS のはなし
ArcGIS の Qt 用の SDK が出た のですが、日本で ArcGIS の販売をしている方が そもそも Qt って何?みんな使ってるの?日本でどのくらい広まってるの?どういうところで使われてるの?という話を聞ききにいらしていました。
ArcGIS は既に iOS や Android、OS X や Java などの SDK を提供しているので、それらと比較して、Qt はどうなのか、どういう分野に強いのか?などの議論をしました。
Twitter のまとめ
今回はあまり Twitter につぶやく暇がないくらい、色々な話があってとても盛り上がっていたので、ちょっと少なめです。Ustream 中継しておけばよかったと後悔しました。